当局について

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ごあいさつ

はじめまして。
静岡浅間神社の赤鳥居前にある創業昭和三年 大天堂薬局の三代目“望月伸洋”と申します。
1978年生まれの3児の父です。
薬屋の息子として、父の背中を見て当たり前のように薬科大学に進学し薬剤師になった私。

そんな私が薬剤師になりたての頃の話しです。
今思えば、大学薬学部在学中から西洋医学の対症療法一辺倒の考え方に疑問を抱いていました。
時代は医薬分業。でも、育った環境は町の薬屋さん。 当然イメージしていたのと違うわけです。
それでも、時代の流れで大手調剤専門薬局に就職した私は当時、関東のとある市立病院前の調剤専門薬局に勤務しておりました。
『処方に間違いはないか?』『飲み合わせは大丈夫か?』といったことを常に気にかけ、
的確にお薬をお渡しすることを第一に考えながら、患者様と接するよう心がけていました。

ですが、そこは市立病院前の調剤専門薬局。 自動ドアが休む暇なく、患者様がいらっしゃいます。
長時間お待ちいただく患者様のなかには、イライラされ、私が話しかけても「いいから早く薬ちょうだい!!」と言われてしまうことも多々ありました。 ときには、患者さんからご相談を受けることもありましたが(もちろん、私なりに誠意を持ってお答えしましたが…)、他にお待ちいただく患者さんの視線がすごく気になり、集中して対応することが難しく思うこともありました。
私なりに何とか改善しようと努力の日々でしたが、当時の調剤薬局の現場や環境では限界を感じていました。
そのような毎日を送るなか、思い出すのは実家(大天堂薬局)の父の姿。
私も“患者さんのお話をゆっくり聞き、そして役に立ちたい!!”という思いが、どんどん強くなっていきました。

私が、関東の薬局でそのような毎日を送っているなか、大天堂薬局は父が営んでおりました。
ある日、帰省したおり、いつものように父が相談にいらした奥様とお話中でした。
私が「こんにちは」とご挨拶さしあげたところ、「こんにちは。いつもお父様にはお世話になっているのよ。
今、こうして元気でいられるのはお父さんのお陰だよ」と、その奥様は、さわやかにおっしゃいました。
その時、決意が固まりました! 「自分も父のように患者さんの話をよく聞いて、漢方薬で役に立ちたい!」と。

目標が決まり、まずは、漢方の勉強だと考えた私は、勤めていた調剤薬局をやめ、鍼灸専門学校に通い、東洋医学を学びました。
漢方薬の講座にも積極的に参加しました。 そして平成19年2月に正式に大天堂薬局の三代目となりました。

実は、私が継ぐ少し前に父が他界しました。
右も左もわからず三代目となった私に力をくれたのは大天堂薬局に相談にいらしていた多くの患者さんたちでした。
皆様、父の死に大変驚かれ、口々に「あなたのお父さんに助けられた」とか「あなたのお父さんのおかげで今がある」
そして、「あなたに期待している」、「これからはよろしくね」と言って下さいました。
健康相談していた薬局の店主が亡くなったら、相談にいらしていただけるわけがないと思っていましたから、引き続き相談にいらしていただいた上に、このような温かいお言葉をいただけるなんて想像すらしていませんでした。
当時の私は、患者さんたちに励まされて店頭にいたといっても過言ではありません。
私には、いろいろな方の支えと、そこで築かれた信頼が基盤にあります。
その信頼を裏切ぬよう、ご相談にいらっしゃるあなたの “健康のお手伝いをすること”が私の使命です。

薬剤師・はり師・灸師
望月 伸洋
所属団体
日本生体免疫研究会
漢方療法推進会
健康未来創造研究会
緑健会 など多数
  • ● 誰に相談したら良いのか、わからない方…
  • ● 一人で悩んでいる方…
  • ● いろいろ試したけれど、どれも納得できない方…

こんな私と、一度お話してみませんか?
お待ちしております。

さて、最後に今と昔をご紹介します。
大天堂薬局は昭和三年(祖父が開局)から浅間通りで薬屋をしていますので、さぞかし沢山の写真があると思っておったのですが…
写真を探してびっくりと申しますか、残念なことに、ほとんどありませんでした(汗)。 まずは…

昭和4年頃の浅間通りです。 自転車のおじさんの左上に「安いくすり」の看板が確認できます。(わかります?)
これが同アングル。平成25年の浅間通りです。
左に臙脂色の「漢方」のぼりが見えるのが当局です。
これは昭和55年前後のお店と私です。
店内はこんな感じでした。(映っているのは母と兄) 現代のようにドラックストアや調剤専門薬局がなかった当時ですから、 狭い店内に色々な薬が並んでいますね。
現在のお店はこんな感じです。
相談室です。
ここでゆっくりお話しをお聞きします。
測定機器もございます。

お店の雰囲気は変わりましたが、使命は当時から全く変わっていません。
それは、「あなたのお話し良く聞き、あなたの目指す健康のお手伝いをすること」です。
健康のことで真剣にお悩みのあなたのお話をしっかり伺い、生活習慣のアドバイスと適切な漢方薬を提案致します。
ご相談は「来客予約」からご予約ください。