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◎ 摂食障害(過食・拒食)

単なる食欲や食行動の異常ではなく、
1)体重に対する過度のこだわりがあること
2)自己評価への体重・体形の過剰な影響が存在する
といった心理的要因に基づく食行動の障害です。

摂食障害は大きく分けて、神経性食欲不振症(AN;神経性無食欲症、神経性食思不振症、思春期やせ症)と神経性過食症(BN;神経性大食症)に分類されます。

ANには不食を徹底する「制限型」、あるいはむちゃ食いをともなってもそれに対する排出行為で代償しながら低体重を維持している「むちゃ食い/排出型」があります。

BNにはむちゃ食いを繰り返しながらも体重増加を防ぐために種々の不適切な代償行為をともなっていますが、ANと違ってやせに至らないことが特徴です。

そのどちらにも明確に分類されない摂食障害(例:むちゃ食い障害)は、特定不能の摂食障害(EDNOS)と呼ばれています。
世界保健機関(WHO)が策定するICD-10診断基準では、摂食障害は「生理的障害及び身体的要因に関連した行動症候群」のひとつに分類されており、身体的要因と精神的要因が相互に密接に関連して形成された食行動の異常と考えられます。

原因

摂食障害の発症には、
・社会・文化的要因
・心理的要因
・生物学的要因
が複雑に関与しており、遺伝子-環境因子の相互作用による多因子疾患と考えられています。

症状

〈精神症状・行動異常〉
ANでは、

  • 社会的孤立
  • 抑うつ
  • 不安
  • 強迫症状
  • 完ぺき主義
  • 頑固さ
  • 性的関心の低下
  • 盗み食い
  • 独特の食べ方(刻んで食べる、油ものを避ける、食事開始まで時間がかかるなど)

などが一般的な特徴的です。

BNでは、

  • 抑うつ
  • 不安
  • 気分の易変動
  • 衝動性

などが認められます。

〈身体症状〉
ANは、体重の著明な低下や低栄養状態などに合併する種々の身体症状を呈します。
また嘔吐や下剤乱用などにともなう身体所見にも注意が必要です。

BNは一般に身体的には重篤ではありませんが、AN同様、排出行為によって生命の危険を脅かすような合併症をきたしている場合もあります。

治療法

身体管理を要する緊急入院以外、外来治療が原則です。
摂食障害に特異的な薬物療法は存在しないのが現状です。
症状に応じて抗精神病薬、非定型抗精神病薬、胃排出能改善薬、緩下剤、カルシウム製剤、ビタミンDなどが投薬されます。

 

【大天堂薬局の対応】

「もっと食べなければいけないのはわかっている。でも、体重が増えるのが怖い。」
「何かあると、不安で食べずにはいられない。」
このように食べることに対して悩んでいる方の相談が増えています。

大天堂薬局に相談に見える方それぞれに
「学校や職場で体型のことを言われた。」
「ダイエットにのめり込んでしまった。」
「嫌なことがあると食べて発散していた。」

といったきっかけがあります。

そして、「不安で食べられない。」「食べたら吐く。」
その後、「罪悪感や惨めな気持でたまらなくなる」といいます。

ご相談にいらっしゃる方で「自分の心が弱い・・・」というニュアンスのことをおっしゃる方が少なくありません。

それもあるのかもしれませんね。
ですが、それだけではないと思います。

心と体は連動しています。
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