認知症・・・よく耳にするようになりました。
認知症とは、「脳や身体の疾患を原因として、記憶・判断力などの障害がおこり、普通の社会生活がおくれなくなった状態」のことです。
・アルツハイマー型認知症
・脳血管性認知症
・レビー小体型認知症
・前頭側頭型認知症(ピック病)
などに分類されます。
症状は 「もの忘れ」から始まり、徐々に進行します。
もの忘れには「年相応のもの忘れ」と「病的なもの忘れ」があります。
食事の内容を思い出せないのは年相応のもの忘れで心配する必要はありません。
認知症のもの忘れは、食事をしたという出来事自体を忘れてしまうのが特徴です。
食事したことを忘れる。
何度も買物に出かける。
人に頼んだことを忘れて繰り返し同じことを頼むなど、出来事自体を忘れ、生活に支障をきたすようになります。
さらに進行すると、日付や時間がわからない。
場所がわからず徘徊する。
妄想するなどの問題行動をおこします。
そして高度に進行が進むと家族の名前も忘れ、一緒に生活することが困難になります。
介護や施設の入所が必要になり、場合によっては寝たきりになります。
認知症で一番多い「アルツハイマー型認知症」は脳内に変異タンパク(アミロイドβ)がたまり、神経細胞が死んで脳の萎縮や記憶力、理解力の低下などを起こしやがて寝たきりになる病気です。
その根治薬はまだありませんし、開発にも相当時間がかかるようです。
病院で出される薬も神経活動を活性化させる対症療法的なもので、進行を食い止める程度の効果しか見込めません。
(認知症の症状が出ますが、治療可能なものに慢性硬膜下血腫や正常圧水頭症、甲状腺機能低下症があります。)
【認知症患者さんに共通するライフスタイル】
・不十分な睡眠
(長時間労働、夜中に呼び出しがかかる仕事など)
・予測不能なストレスが続く
(厳戒態勢を強いられるような仕事など)
・時間がない
(運動や休息、趣味の時間が取れないなど)
・座りがちな仕事
(CEO,会社幹部、医師、弁護士など)
【認知症がひどくなる前に見られる行動例】
・一人でいることを好む
・思い出せないため回りくどい言い方になる
・予定を忘れないためにやたらと手帳に頼るようになる
・お気に入りお会話が話の中心となる
・身体を清潔に保てなくなり、身だしなみが乱れるようになる
・医療機関で渡された薬を無くす など・・・
認知症にならないために、出来る予防をしましょう。
基本は、適切な食事・運動、ストレスへの対応、血管系の強化です。
当然といえばそうなのですが、当局に「私、認知症です。」と来局される方はおりません。
ご本人に自覚がないからです。
ご本人がお見えになる場合は「認知症にはなりたくないから何か予防しておきたい。」
ご家族がお見えになる場合は「主人(身内)が認知症なので、なんとかしてほしい。」
この2パターンがほとんどです。
前者の場合、症状や生活習慣をよく伺い、食事・生活指導を中心に、あなたの体質に合った漢方薬・サプリメントを選定いたします。
特に、脳内の活性酸素の消去に重要性を感じています。
後者の場合、認知症のご本人の状態にもよりますが、素直に漢方薬やサプリメントを飲んでくれることが稀なようです。
飲んで頂けると「行動が落ち着いた。」など、ご家族にとって症状が落ち着いて見えることは多いようです。
また、認知症のご家族からのご相談はいつの間にかご相談に来られた方の相談になってしまうケースが少なくありません。
つまり、介護のストレスで自分が体調不良になっているんですね。
とにかく、なんとかしたいあなたの想いを一生懸命応援します!
特に、現在の辛い症状や気持ちを聞いてほしい方。
しっかり相談して自分に合った健康法をしたいけど、相談する人がいない方。
そのため、今やっている健康法(通院や通販など)に自信のない方。
に大天堂薬局は向いています。