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Q漢方薬には副作用がないって本当ですか?

漢方療法の視点では、本当です。
これは漢方薬が天然のものだからという理由でなく、漢方の方法論において副作用という概念がないということです。
漢方では副作用が出た場合は誤治(ごち)、すなわち診断ミスか投薬ミスとみなされます。
このようなことがないよう、私は慎重かつ真剣にあなたのカウンセリングをする必要があるわけです。

すると、西洋医学の視点からは、漢方薬と言えど副作用はあるということになります。
有名なところで
・麻黄による興奮、食欲不振、胃痛
・地黄による胃腸障害
・甘草による低カリウム血症(血圧上昇、全身倦怠、筋力低下、浮腫などがあります)
・桂枝による湿疹
・大黄による下痢、腹痛、流産
・ブシによる舌のしびれ、頭痛、心悸亢進、のぼせ
これらは 服用を中止することで、これらの症状は自然に治まります。

他にも、
・肝機能障害
・間質性肺炎(インターフェロン製剤投与中の患者さんなどは、間質性肺炎の発症率が高まるという報告もあります。)などがあります。

いずれにせよ、西洋薬にくらべて、はるかに副作用が少ないといえます。
一部の有効成分を化学的に合成した薬ではなく、自然が作り出した植物性・動物性のものだからというのも理由の1つでしょう。

そのお陰で大天堂薬局でも妊娠中や薬物アレルギーをお持ちの方、慢性病で長期服用が必要な方に、安心して服用いただいております。