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◎ 酒は百薬の長

「笹の葉さ~らさら、軒端に揺れる・・・」

七夕ですね!

今日は七夕にちなんで酒(さけ)、いやいや、「笹(ささ)」についてのトリビアです( ..)φメモメモ

「酒は百薬の長なり・・・」とは中国の史書「漢書」の一節です。

「酒は適量に飲めばどんな薬より優れた効果がある」という意味ですが、

これには、{酒=アルコール}という現在の常識では想像できない意外な事実が隠されています!

広辞苑で「ささ」の項を見てみると「笹(ささ)」の項とは別に、

「酒(ささ)」の頂があります

説明には「洒(さけ)」の別称との説明のほかに、

「中国で酒を別名「竹葉」ということに由来する」という説明があります。

これは米でさえ満足に食べられない古代において、

米の精である酒は大変貴重で神聖なものであり、神への捧げ物でした。

しかし、現在のような酸化防止剤や防腐剤がなかった時代では、

せっかく苦労して作った貴重なお酒が、そのままではどんどん発酵がすすみ

最後はお酢になってしまったのです。

このために、古代人は笹の制菌作用を利用することを考え付き、

出来上がった酒の中に笹(竹葉)を漬け込むことによって

保存性を飛躍的に向上させました。

もともとは発酵を抑える目的で酒に加えられた笹の葉でしたが、

アルコールによって笹の成分が酒の中で抽出され、それが豊かな風味となり、

また身体にも良いことが経験上わかってきました

このことから中国では酒と笹(竹葉)は切っても切り離せない存在となり、

「酒」のことを別名「竹葉」と呼ぶようになったといわれます。

中国漢の時代、

「酒は百薬の長」といわれた「酒」とは笹の葉のリキュールであったのです!

〈※中国では笹の葉と竹の葉は区別せず、笹と竹葉は同じものと理解されています.〉

今夜は、クマ笹エキスをちょっと入れた緑色のお酒をいただくのも、

オシャレかもしれませんね(●^o^●)