≪インドを中心とする南アジアで、
形成外科手術や美容整形術を受けた人が
薬剤耐性の高い細菌に感染する例が増えており、
専門家は注意を呼びかけている。≫
先日、新聞に出た内容です。
『生命は生きのびようとする』
SF映画「ジュラシック・パーク」の台詞です。
生体は最初に”毒”と接した時は激しく反応する。
しかし投与を重ねていくうちに、生体はその”毒”に対して学習する。
つまり、遺伝子を変化させ”毒”への抵抗力を身につける。{船瀬俊介氏著書参考}
農業でも、同じ農薬をまいても、害虫が死ななくなったり
除草剤が全く効かない雑草がはびこり始める。
医療でも、抗生剤が劇的に効いたと思えば、すぐに耐性菌が生まれる。
インフルエンザにタミフルがもてはやされたが、タミフル耐性ウイルスが出現している。
既存の治療薬が全く効かない「超多剤耐性菌」XDR菌の出現・・・。
降圧薬・糖尿薬・抗がん剤も・・・
そのたびに強力な新薬が開発される。
いやはや恐ろしい「いたちごっこ」です。
これが薬剤師でありながら
極力、薬をお勧めしない私の考え方の一部に影響しています。
「薬は治療薬である前に”毒”である」と考えています。
薬は必要な場合と不必要な場合があります。
「あなたの健康は未来の宝」です。
治療で薬を飲む前に、やれる予防はあるはずです!
良く考えましょう(^.^)/~~~
P.S 少し過激な内容だったかもしれません。
自己判断せずに、お悩みの方はキチンと専門家に相談して下さいね。